我が家の飼育環境ぜんぶ見せ|爬虫類・カメ・カエル・魚・犬がいる家のリアル

「爬虫類とカメとカエルと魚、そのうえ犬までいる家って、中はどうなってるの?」——初めて来た人にはほぼ確実に聞かれます。答えは「思ったより普通の家」です。この記事では、我が家の飼育環境をエリアごとにまるごと公開します。多種飼育を考えている方の、置き場所と動線のヒントになればうれしいです。

そもそもなぜこんなに増えたのかは別記事にまとめているので、今回は「どこに・何を・どう置いているか」に絞って紹介します。

目次

間取りと配置——優先順位は「温度→子どもの手→人の動線」

配置の最優先は温度です。爬虫類ケージは直射日光が当たらず、エアコンの風が直撃しない壁際に集約しています。無加温の部屋は冬の朝にケージ内が13℃まで下がることもあり、保温器具とセットで「温度が安定する場所」を選ぶのが第一条件でした。生体が増えた今では保温器具よりもエアコン暖房の方が安くつくため、24時間365日一定の温度でキープしています。次の優先が、3歳の子どもの手が届かないこと。ケージの扉にはロックを付け、低い位置には「万一開いても大事に至らない」ものだけを置いています。

下図は我が家の爬虫類コーナー

使用しているラックは「キタジマの力量ラック」です。 爬虫類用の90×45×45cmケージは、床材やレンガ、石などを配置すると、1つだけでもかなりの重量になります。

シンプルな銀ラック(ワイヤーシェルフ)も選択肢の一つですが、底面が網目状になっているためケージへの負荷が大きくなります。特に床面がガラス製のケージや水槽の場合、荷重が集中して割れる危険があるため、別途床板を敷くなどの対策が必要です。その点、力量ラックは最初からフラットな棚板がついているので安心です。

なお、我が家のように爬虫類ラックを2階以上に設置する場合は、「床抜け」への注意が必要です。 ケージが複数集まると総重量は100kgを余裕で超え、床に継続的な負荷がかかり続けます。そのため、ある日突然床が抜けてしまうリスクも否定できません。

そこで局所的な荷重を防ぐため、我が家では床に厚さ1.5cmの床板(合板)を敷き、「点」ではなく「面」で荷重を分散させるようにしています。また、設置場所は「床を支える柱や梁(はり)がある位置」を選ぶことが重要です。建物の構造上、支えがない床板だけの場所に荷重がかかる配置は危険ですので、必ず骨組みがある場所に重なるようにしましょう。 もし柱の位置が分からない場合は、比較的構造が強い「壁際」に寄せて設置すると安心です。

爬虫類エリア——ラック集約で温度管理をラクに

爬虫類はラックとその周辺に集約しています。保温器具が集中するエリアなので、電源はワット数を分散し、タップは熱がこもらない位置に固定。サーモスタットの自動制御と温度計の実測、ダブルチェックが基本です。

フトアゴヒゲトカゲ

いちばんの大所帯、90cmクラスのケージです。バスキングライトとUVBライトで、スポット35〜42℃・クール側25〜28℃の温度勾配をつくっています。人が通ると首を伸ばして目で追ってくる、我が家の看板トカゲです。

レオパードゲッコー×2

性格が対照的な2匹で、ケージはもちろん別々。パネルヒーターとシェルター、水入れというシンプル構成です。同じ種類でも出てくる時間も食べっぷりもまるで違い、並べて観察していると飽きません。

オニプレートトカゲ

飼育情報の少ない種ですが、環境づくりは乾燥系レイアウトが基本。床材を掘るのが大好きなので厚めに敷いています。ザクザクと掘る音が聞こえたら元気な証拠です。

ヘルマンリクガメ

床置きの広めケージで、温浴と部屋んぽがルーティン。見た目に反してパワフルで、ケージ内のレイアウトはだいたい本人に再配置されます。

カエルエリア——湿度重視でうろこ組とは別管理

イエアメガエルは、登れる流木を入れた縦型ケージにいます。霧吹き直後に80%あった湿度が半日で55%まで下がるので、朝晩の霧吹きが欠かせません。ヌマガエルは川で出会って以来の付き合いで、小さな水辺付きレイアウト。乾燥を好む爬虫類とは真逆の環境が必要なので、エリアそのものを分けています。

60cm水槽——鯉もリュウキンもどじょうもいる大所帯

鯉2匹・リュウキン1匹・どじょう1匹・プレコ1匹・川で採集した川魚数匹が同居する60cm水槽です。世話は週1回の3分の1換水と月1回のフィルター掃除で、月の維持費は約2,500円。鯉が着実に育っているので、いずれ大きな水槽への引っ越しが必要になりそうです。

この子たちは水生生物特有の病気により、ある日突然全滅しました。

生き餌ストック——コオロギとデュビアも「住人」です

餌用のコオロギとデュビアは常時ストックしています。コオロギの鳴き声は夜間1mで約55dBあり、自作の防音ボックスで12dBほど下げてしのいでいます。ケースはツルツル素材+フタ付きで脱走対策。毎日世話をしていると餌昆虫にも情が湧いてくるのが、多種飼育あるあるの悩みどころです。

我が家では現在、デュビアとコオロギをそれぞれ成虫・M・Sサイズ・赤ちゃんまで、全サイズを飼育しています。

これだけ多くの生餌を飼育していますが、におい対策を徹底しているため、現時点で家族や来客ににおいを指摘されたことは一度もありません。

生餌のにおい対策(詳細は別記事にて紹介)は、実はとてもシンプルで、以下の3つを毎日徹底するだけです。

日々のフンの回収

死骸の除去

消臭ビーズの配置

1回あたりの所要時間は30分程度。なかでも各生餌ケージは2重構造にしており、フンが自動で下に落ちるように設計しています。そのため、フン掃除はほんの数分で終わりストレスフリーです! (※ケージの2重構造やDIY方法についても、別記事で詳しくご紹介する予定です)

ちなみに、消臭ビーズは下記の商品がおすすめです。これまで色々試してきましたが、体感での消臭力が本当にズバ抜けています。

もふ担当のマルチーズ——うろこ組とは基本接触させない

マルチーズの生活圏は1Fリビング中心で、爬虫類との直接の接触はさせないのが我が家のルールです。お互いの健康とストレスの観点から、犬と爬虫類は生活圏を分けるのが安心とされています。

うちのわんこは基本自宅では自由にさせています。ただし、2Fの他の生物がいる場所には自由にいけないようにゲートを設置し、階段は登れないようにしています。

ただし、庭んぽは一緒にすることもあります。(ヘルマンリクガメくらいかな。トカゲは逃げちゃうので。)

これだけの生きもの、世話は回るのか

朝は餌やりと温度チェックで約20分、夜は見回りと霧吹きで約15分。掃除や水換えなどの大物は週末にまとめています。正直、旅行のハードルは上がりましたが、日々の世話は「仕組みにしてしまえば回る」というのが実感です。これから機材を揃える方は飼育用品チェックリストも参考にどうぞ。

感覚的には毎日のお世話メンテナンスは1種5分程度くらいかと思います。

私は8種なので、1時間弱が日々のメンテナンス時間です。参考までに。

🦎 うちの場合:この配置は一発で決まったわけではなく、模様替えを何度も繰り返した結果です。「生きものの快適さ→人の動線→見た目」の順で決めるようになってから、ヒヤリとする場面がぐっと減りました。

まとめ

多種飼育の家は、特別な設備の家ではなく「置き場所と役割を決めた普通の家」です。エリアごとの詳しい話や、それぞれの子のプロフィールは今後の記事で深掘りしていきます。気になる生きものからのぞいてみてください。

※本記事は一般的な飼育情報と我が家の経験をもとに構成しています。数値は目安です。健康に不安があるときは動物病院(爬虫類は対応病院)へ。

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もっと「うろこもふ」

生きものたちのプロフィールと、買って測って比べた実測データはこちら。

この記事を書いた人

魚・爬虫類・犬がぜんぶいる家の管理人。3歳の子どもと生きものたちと暮らしています。機材は買って、測って、比べる。実測データと一次体験だけで書いています。

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